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〈規矩真術〉軒廻図解（明治9年）★ゆうパック着払い\r【判型】折本2巻2帖。縦292粍。\r【作者】鈴木多橘（タキツ、鈴木多吉・鈴木正豊・三橋山人＊鈴木勘右衛門正平の男）作・序。\r【年代等】弘化4年3月自序（上巻）。弘化4年3月、三橋山人（作者）自序（下巻）。安政3年5月初刊。明治9年4月再刊。［江戸］須原屋茂兵衛ほか板。\r【備考】分類「建築」。彫刻師、鈴木栄治郎。『〈規矩真術〉 軒廻図解』は、平勾配・隅勾配（角勾配）・隅木（角木゛）・切り墨を始めとする棒隅（棒角）・振隅（振角フレズミ）や、垂木を放射状に配置する「扇垂木」の垂木割りなど、軒廻全般の形状・寸法や計算法などを詳しく図解した規矩術書。全2巻。上巻は「棒角之部」「振角之部」「一簷（一軒ヒトノキ）之部」「二檐（二軒フタノキ）之部」、下巻は「扇垂木之巻」「六角指一部」を収録。下巻末尾に「規矩ノ術ヲ算術而已ニ撰コト安ケレドモ、算法ノミニテハ無算平算ノ者マナブコト能ハズ。仍テ、新術ヲエラビ、立定法ヲ平算ニ直シ、亦其據ヲサグツテ、矩尺ニウツシテ曲尺遣ノチカミチヲシラシム」と記す。また、図解は大半が平面図だが、「尾比翼鳥栓矩尺遣（オタルキヒヨドリセンカネヅカイ）」図（下巻）のように垂木の組み上げの様子を立体図で示した箇所もある。\r★原装・題簽付・状態概ね良好（表紙やや汚損）。記名あり・蔵書印なし。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、7,500円（下巻表紙欠など破損本）～75,000円】。